allez tout droit

ああもう
しかたないよね
だって好きなんだ ギターの音が
とまどいも思い出の痛みも吹き飛ぶくらい

私がいつだってただ好きで好きで仕方ないのは
アコギの音と
それに合わせて歌う声なのかもしれない
私を救ってくれたのは
いつだってギターの音と
それを奏でる人だったから

誰に違うと言われてもしょうもないと言われても
変だと思われても
しかたなくて
私の恋はやっぱり
他のいろんなことどうでも良くなるくらい
夢中になってしまうことなんだ
相手はギターの音かもしれない
だけど
誰の音でもいいわけじゃなくて
大好きな音を奏でる人が
その人のギターが
だからその人が　好きなんだって　思ってた









ギリギリで自分を保つことに
今はまだ慣れない
タバコばかり吸いたくなる

でも
今度こそ久しぶりに爪を切って
ギターを弾こうかと思うんだ
私にはあまり上手に鳴らせないけど
でもそんな自分の弾く音でもきっと
飛び出しそうになるこの気持ちの
伴奏ぐらいにはなるよね








何度も何度も
描きたい絵がなくなるたびに
作りたいものがなくなるたびに
くじけそうになる　壊れそうになる
だけどまた見つけるんだ
それで少しずつ作ったものが増えるんだ
それでいいんだ
それが私なんだ


やらずに諦めてしまうのは嫌だから
やってみるんだ
何もわからないけど
何ができるのかわからないけど
がんばってみたい　もう少し





夢はいつか
私の絵を
街のどこかで見かけること
私の中の世界が　現実としてそこにあること