ぺんぎんになりたい

ペンギンの映画を観ていて
生まれ変わったらペンギンになりたいなぁと
ふと思った

ペンギンは人間とちがって
余計なことを考えたりしないで
本能にまっすぐなんだろうと思ったら
なんだかそれが無性にうらやましく思えた

でも
ペンギンにも感情はあるみたいだし
純粋にまっすぐってわけでもないのかな
それでもたぶん
人間ほど複雑ではないんじゃないかな

ペンギンをバカにしてるわけじゃないんだ
純粋にうらやましいだけなんだ
人間なんてもううんざりだと思って




新しい職場の飲み会の席で
新しい世界にふれて
また新しい常識があることを知って
いろんな世界があるんだなと思った
アパレルともちがう　お店ともちがう
それぞれの世界では
それぞれの常識があって
そこから外れたモノコトは
除外されるか　笑われるか　驚かれるか

常識なんてほんと
信用できないなぁと思った




だからきっと
私がどうしても守り続けてしまう
この小さな世界の常識も
きっとありなんだと思った

その場その場の常識に
自分を合わせていくんだなぁ

自分の中にさえ
常識は一つじゃない