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まりいのみらくるな毎日とヒトリゴト。
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最近良く携帯電話を落っことします
なくすって意味じゃなくて
地面に落っことします
携帯を使おうとしてカバンから取り出すんだけど
使ってるうちに
手からするりと抜け落ちてしまいます


手に力が入ってないんだなぁ
というか近頃体にも頭にも気合いが足りません
今日は仕事をさぼってしまいました
信じられないことに初めてです
信じてもらえないかもしれないけど初めて
自分で気付いてびっくりしました
リアルに仮病を使ったのはいつ以来でしょう
気分屋でサボり魔の私が
入社してから今まで
一年以上も一度もさぼったことなんか無かったんだ 
がんばってたもんなぁ

でもなんかもう どうでもいいんだ











昨日の夜
セリーヌのことを思い出しました
あの場所にもう一度行きたいなぁと思いました
あの人たちにもう一度会いたいなぁと思いました

セリーヌに集まる人たちは
仕事の後 家に帰っても誰も居なくて
やりたいことも特に無くて
時間やお金だけあるのに
それを持て余してて
だからここに来て誰かと話ができることが
本当に楽しいんだって
そういう人たちだった
私も楽しかった
あの場所ではいつも
私みたいな子でもちゃんと輪の中に入れてもらえたから

みんなお酒が入ってるから 本音も出る
弱音も グチも 昔話も
そういういろんな話を
私はただひたすらうなづきながら聞いて
あぁ 不器用なんだなぁ しょうもないなぁ
自分と一緒だなぁ
と思いながら
なんだかほっとして
みんなのことが愛しく思えた
そしてどんな話をしても最後にはちゃんと
みんな笑って手を振って帰って行った
誰にでもいろんな辛いことがあって
だけど毎日頑張ってるんだなぁって
そんな当たり前のことを実感した

最初は怖かったママ
厳しいけど優しかったママ
「若いからって礼儀が無いようじゃだめなのよ!」
「お皿の洗い方はこうじゃないのよ!」
いろんなことを教えてくれた
知らなかったことばかりだった
親や先生や友達じゃ教えてくれなかったことを
帰りの車の中でいつも たくさん教えてくれた

いつもお土産をたくさん買って来てくれたエミさん
ブルーの瞳がきれいで憧れたヤスヨさん
一番仲良しだったつんつん
可愛がってくれた和田さん
いつもウィスキーを飲んでた白木さん
酔うと本気でぶつからちょっと苦手だった父

赤い絨毯も
狭いカウンターも
みんなの誕生日が書かれたカレンダーも
レトロな電話ボックスも
お店を閉める作業の一つ一つまで
全部が懐かしくて
あの場所に帰りたいと思うのに
もう二度と
お店を外から眺めることすらできない
一年前 私が辞めた2ヶ月後に 潰れてしまったから

見た目も中身も
暗闇に点るロウソクの灯りみたいな場所だった
3ヶ月もてばいいと思ってたのに
ついつい引き延ばして
結局卒業ギリギリまで一年も続けてしまった
就職してからもこっそり続けようかと悩んだくらい
大好きで 大切な場所だった

これ以上失うものなんて無いと思って飛び込んだ世界
そこが自分にとってかけがえの無い場所になるなんて
考えもしなかった












まぁなんか
また長くなっちゃった
なんだか身の上話をしてしまいましたが
あまり気にしないでくださぃ
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プロフィール
HN:
まりい
年齢:
40
性別:
女性
誕生日:
1984/09/03
職業:
ものかき
趣味:
描くことと書くこと
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